アニメ『ReLIFE』のTV全13話＋完結編全4話を見て
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2016年の夏クールに放送されていたアニメ『ReLIFE』。放送当時、私は4話ほどで視聴切りをしていた。でも面白そうな雰囲気はあったし、なんか今は完結編もあるようだから改めて見てみることにした。
ネタバレ注意でお願いしたい。
20代後半の男性フリーターの海崎新太がニート更生プログラム『リライフ』の被験者となり、若返りの薬を飲まされ近場の高校に転校してきた体で高校3年生の1年を体験する内容だ。
海崎さんはコンビニバイトで生活費を稼いでいるしニートではないと思うが、挫折者救済プログラムとすればしっくりくるかもしれない。実際、社会人時代の女性上司の自殺が海崎さんのトラウマとなっての現状だったわけだから。
コミュニケーション能力に問題のない海崎さんはすぐにクラスに溶け込み友人もすぐにできた。友人の悩み解決や恋を応援する過程で段々と自信を取り戻していくことになり、そしてフォーリンラブに至るわけだ。
やり直し要素がなくても心情描写がとても上手い作品だから普通に学園ラブコメやっても十分面白かったのではないかな。
この学園祭の三つ編み眼鏡メイド姿の日代さんはヤバかった。もうさ、この時点ではもう好き同士なんだが、普段感情を抑えている日代さんが初めてデレ要素を出したきた場面でもあって死んだね。ズキューンと即死だ。
コミュ能力ゼロで感情が芽生えたばかりのロボットのようだった日代さんが1年で劇的ビフォーアフターを遂げる。ここは匠（海崎さん）の手腕によるところが大きい。
日代さんも被験者であることに意外性はなかったが、最終盤になって恋仲になることで「実験後、被験者と関わった全て人物から被験者に関する記憶が失われる」という設定が生きてくるわけだね。
記憶が失われる系は恋愛物では特にありがちで露骨に泣ける方向に持っていこうとする意図が感じられるんだけど、でも好きなんだよね、こういうの。実験後、お互いの記憶は失われてそしてまた出会い思い出すと。
抜群に面白いわけではなく70点程度の及第点ではあったが、好きな内容だったので個人的満足度はかなり高かった。不満は作画をもう少し頑張ってほしかったのと、設定が結構ガバガバだったことぐらいだろうか。
いいアニメだった。
2018年夏アニメの個人的総括
追記：2018.11.09
『進撃の巨人 Season 3 Part.1』を追加
秋アニメの季節がやってきたが、その前に夏アニメの個人的な総括をしておかないとね。夏アニメのうち完走したものについてのみ評価やら感想を書いていくよ。
評価は★1つを1点、☆1つを0.5点と扱い5点満点で行うものとするね。
フルメタル・パニック！ Invisible Victory（全12話）
評価：★★★
十何年か振りのアニメ化だが、昔のほうが作画は良かったね。最終話の新機体登場と、かなめの漢らしい告白には熱くなったが、こういう大作は最低でも2クールはやってくれないとおあずけプレイになってしまうな。
シュタインズ・ゲート ゼロ（全23話）
評価：★★★★
気になったのはラジ館屋上襲撃で味方サイドの無双がアニメになることでチープに見えてしまった点ぐらいなもので、その他は原作をプレイした私から見ても最高のアニメ化だったと思う。
続編と考えると少し物足りないが、執念オカリンが誕生する過程でこんな事があったのかもしれないな、という一つの可能性を示した公式二次創作だと思えば有りではないかな。
あそびあそばせ（全12話）
評価：★★★★
見どころは顔芸と絶叫（特に華子）かな。見る前までは百合展開がメインと思っていたが、開けたら玉手箱というかパンドラボックスだったね。
個人的にはお尻からビームが出る前多さんと極まったオタクスタイルのオリヴィアの兄者がツボだった。ああいう発想はどこから出てくるのだろう。やはり尻かな。
ギャグ作品としては唯一無二の存在だし、終わってしまうとぽっかりと穴が空いたようで寂しいものだね。
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術（全12話）
評価：★★★☆
主人公が魔王ロールプレイをして異世界で暮らしていくという点ではオーバーロードと同ジャンルだと思うのだが、こちらはお色気要素多めで欲望に忠実な感じがあって棲み分けは十分にできていたね。
オーバーロードⅢ（全13話）
評価：★★★☆
ナザリック以外の勢力が弱すぎて逆にアインズ様が可哀想になってきたね。今後は現地の人を見守る神のような存在になるほうがいいのではないかな？
ぐらんぶる（全12話）
評価：★★★
酷かったとしか言いようがないよね、良い意味でも悪い意味でも。ダイビング要素は正直要らなかったが、全力で馬鹿をやっている感じは楽しそうで良かったね。まあ、身近にあのような裸族達がいたら距離を置くか通報するかのどっちかかだと思う。
あと奈々華さんの声が絶望的に合っていなかったのはどうなのだろうか？ まれいたその声好きだが、お姉さん役は配役ミスだと思うな。
進撃の巨人 Season 3 Part.1（全13話）
評価：★★★☆
革命とエレンの覚醒により世界の秘密に近付きある調査兵団。原作で冗長だった箇所をテンポアップしてよくまとめたと思う。
しかし、まさか続きが来年の4月になるなんて……。TV放送がNHK独占になり年単位ぐらいやるのかと思っていただけに少し残念。事前に予告しておいてほしかった。
邪神ちゃんドロップキック（全11話）
評価：★★★☆
第1話が趣味の悪いグロ要素が多めで、なおかつエピソードを原作がある程度進んだところから持ってきてしまったことで最初のハードルがとてつもなく高い。その後はスルメのように徐々に良さが分かってくるから諦めないでほしい。
系統としては撲殺天使ドクロちゃん系で、それから下ネタを抜いた感じかな。カオスな内容が好きであれば見てみるといいと思う。
・邪神ちゃんドロップキック DROPKICK ON MY DEVIL!!
ちおちゃんの通学路（全12話）
評価：★★★☆
作画はやる気ない感じだったけどギャグ作品としては許容範囲だったかな。
具体的どこが面白かったとかはあまり無いのだが、マナナッチオだけは強烈に覚えているね。あれがアニメ化されただけでも価値はあったと思うよ。
ヤマノススメ サードシーズン（全13話）
評価：★★★
まさか3期が制作されるなんて思ってもみなかったよ。
ひなたがあおいに構ってもらえなかったことで嫉妬するのは勝手だが、登山に負の感情を持ち込んで膝の怪我するのは勘弁願いたかったな。やはり登山は心身共に不安のない状態で望まないと危ないのだろうね。
個人的には、ひなたとあおいのすれ違いは程々にしてもっと皆で楽しく山に登るシーンが見たかったな。
総括
あれ？ 完走したのはこれだけだったか。今回はちょっと切るのを早まった作品が多かったかもしれないな。ゆらぎ荘とかレヴュースタァライトとかも見続けて良かったかもしれない。まあ、一つの作品により多くの熱量を注ぎ込めたと思えばそれもまた良しか。
夏アニメで思いっきり笑ったのはあそびあそばせだし、ストーリー展開が楽しかったのはシュタゲゼロだし、万人受けはしないが私が一番好きだったのは邪神ちゃんだし、その辺りの作品が私の正義ということになるね。
キャラクターとしては邪神ちゃんドロップキックのゆりねちゃんが好きだったかな。邪神ちゃんに制裁を与えるのは主に彼女だが、善人に対してはとても温和な口調で接してくれる優しいゴスロリだから安心してね。人間なのに魔界の人より強いぞ。
よし、こんなものかな。今度は秋アニメで見るやつ厳選しないとね。
それでは失礼。
どうでもいい話がしたい
てふてふを英語でバタフライと言いますが、水泳の泳法の名前でもありますよね。「泳ぐ様がまるでてふてふのようだ！！」ということで誰かが命名したのでしょう。知りませんけど。
ところでアメリカにはバターに衣をつけて油で揚げたバターフライというイカれたジャンクフードがあるらしいですよ。高温で揚げられ中身のバターは液体になり最早バターは飲み物です。日本でもアイスを天ぷらにしたりしますけど、バターという発想はなかったですね。
あまり関係ですが、ペットボトルに牛乳を入れて振り続けるとバターが出来るような裏技を伊東家の食卓だったか、そのような番組で20年ぐらい前に聞いたのを今、思い出しました。「いやあ、バターを作る裏技が分からなくてちょうど今死にそうだったんですよ」という方は今すぐ実践だ！ 早くしないと死ぬぞ！！
うーむ、何だかよく分からない展開になってしまいましたが、どうでもいい話って何だか平和でいいですよね。命の危険がある状況ではそういう話をしている余裕はありませんから、それが出来るということはとても幸せなことです。有り難いことですね。
それではまた。
