2018年春アニメ(4~6月期)の感想やら評価をアレする
2018年春アニメで見終わったものについて感想をアレするよー、ということでよろしくお願いしたい。評価的なアレは5点満点(★=1点、☆=0.5点)で行う模様。
カードキャプターさくら クリアカード編(全22話)
評価:★★★★
旧アニメの良さをしっかり引き継いでいて、さくらちゃんと小狼くんの可愛らしいお付き合いが描かれたことにも大満足だし、個人的には知世ちゃんがさくらちゃんの親友兼カメラマン兼衣装係で相変わらずの活躍をしていたことがとても嬉しかった。
中途半端なところで終わってしまったのはマイナスだが、続編はあるだろうしそちらの内容次第で評価は変わってきそう。ネット配信に遅れて始まった地上波放送が終わる頃に続編の情報が出てくるんじゃないかと密かに期待している。
TVシリーズ クリアカード編 -カードキャプターさくら公式サイト-
斉木楠雄のΨ難 第2期(全24話)
評価:★★★
ラストは登場キャラ揃い踏みだったが、使い捨てキャラも多くてやっぱりキャラへの思い入れは1期からのキャラが主だったかな。
ギャグ作品の宿命だと思うがネタ切れ感は否めなかったと思う。続編があるかも? ということだがもう良いかなというのが正直なところ。今まで楽しませてくれてありがとうと言いたい。
宇宙戦艦ティラミス(全13話)
評価:★★★★
SFロボットギャグアニメという斬新さが良かった。無重力空間のコックピット内で串カツを食べるっていうだけで面白いもんな。ズルいわ。
ウマ娘 プリティーダービー(全12話+EX1話)
評価:★★★★
何かしらを女の子に擬人化するという行為は日本の伝統芸能の一つでもあると思うが、今度は競走馬がターゲットだ。競馬が女の子たちの徒競走になるっていうアホさ具合は嫌いではない。むしろ好きだ。
色物枠と思っていたが、レース中に骨折し予後不良で安楽死という悲しい最後を迎えたサイレンススズカが生存IFで復活を遂げる展開は制作陣の愛を感じられてとても良かったと思う。
こみっくがーるず(全12話)
評価:★★★★☆
2018年春アニメにおける日常系アニメ難民枠。
弱気系主人公は行き過ぎるとあまりにウジウジしていて見ていられないレベルになりがちだけど、今作の主人公であるかおすちゃんはその配分が完璧でお見事。おじさんチックな思考と「あばばばばば」とパニックを起こすという要素もオリジナリティがあって良かった。
日常系アニメが好きなら見よう。キャラもみんな可愛いしおすすめ。
食戟のソーマ 餐ノ皿 遠月列車篇(後編13-24話)
評価:★★★☆
セントラルはそもそも反乱軍にチャンスを与えなければ全員退学に出来たと思うのだが、お情けが出ている辺りはまだ優しさが感じられる。反乱軍を完膚なきまでに叩きのめして薊総帥の権威を絶対のものとする意図があるのであればそれもいいが、果たしてそこまで考えているかな?
まあ、細かいことは気にしないで見るのがこの作品においてはベストだと思う。緻密なシナリオが売りって訳ではないから、多少ツッコミどころがあっても面白ければ問題無いと思う。実際面白いし。
ソードアート・オンライン オルタナティブ
ガンゲイル・オンライン(全12話)
評価:★★★★
タイトルが長い。GGOでおk。
SAOの外伝的作品ではあるが、舞台は同じというだけで本編との繋がりはほとんど無くこれ単体で成立する内容だ。
ピトさんは狂人すぎてあれと付き合っているMさんはやはり狂人なのだと思う。ラストのレンちゃんもなかなかの戦闘狂に成長していたが、ピトさんには遠く及ばない。むしろ及ばないのが人間として正解なのだろう。
ヒナまつり(全12話)
評価:★★★★
別世界から転移してきた女の子がヤクザのあんちゃんに養われたりする。ギャグに振り切ったと思ったら泣かせにきたりで忙しいアニメだった。
そして中学生の瞳ちゃんは有能過ぎて末恐ろしい。一体どこまで行ってしまうんだ、彼女は……。
踏切時間(全12話)
評価:★★★
多種多様の踏切待ちの様子が描かれたが、個人的には下半身裸で神社の草むらに隠れていた謎のおじさんの回が異質過ぎてとても印象に残っている。キャラクターボイスが若本規夫さんというのも大きかった。
視聴継続
・衛宮さんちの今日のごはん
総括
完走した作品が9作品、視聴継続が3作品と言うことで、私としては平均ぐらいの数かな。面白くても途中の展開がダルいなあと思う作品はあったりするものだけど、今回に関しては安定感のある作品が多かったイメージ。楽しいクールだったよ。
2018年春アニメ個人的ベストキャラクター賞
萌田薫子(P.N.かおす)
<こみっくがーるず>
守ってあげたい小動物系女子良いよね。現実では会ったことが無いけど、これから会えるかもしれないし会えないかもしれない。そんなものよね、人生って。
完。
2018年冬アニメ(1~3月期)の個人的評価と感想
見ていた冬アニメの放送が終わったので、備忘録的に評価とか感想を書いていく系です。完走した作品のみが対象となりますので、来期以降も続く作品の評価は最終話が放送されるクールまでお預けとします。
評価は5点満点(★=1点、☆=0.5点)で行います。あくまで参考程度ということでよろしくお願いしますね。
ゆるキャン△
評価:★★★★
全12話。
野外活動サークルの女の子たちが微笑ましく集団キャンプをする中、リンちゃんは孤高のソロキャンプを貫いていて大変クールでした。
ラーメン大好き小泉さん
評価:★★★★
全12話。
息を吸うようにラーメンを食べまくるクール系女子高生(しかも美少女)の小泉さん。体はラーメンで出来ているに違いありません。
食事シーンは顔が紅潮し恍惚の表情になったりして若干キマっている感がありますが、下品とまではいかないので、まあ、許容範囲でしょう。
小泉さん以外の女の子たちも可愛くて百合要素もあったので個人的には好みの作品でした。
スロウスタート
評価:★★★☆
全12話。
日常系の範疇ですが、主人公の女の子が高校浪人を経験していて同級生に1歳年上であることを打ち明けられないでいる、という設定がなかなかに重たいです。しかし、打ち明けることなく終わってしまったのが消化不良です。
ポプテピピック
評価:★★★☆
全12話。
基本的にゲームや漫画のパロディと声優ネタしか無かったですが、制作スタッフの気合の入れようは冬アニメNo.1でした。内容はクソかもしれないけど、これをクソアニメと呼ぶのは少々憚れます。精々クソアニメ風でしょう。
私は合間に挟まれるAC部のボブネミッミミと本編に侵食したヘルシェイク矢野の方が好きでしたね。初めは気色悪いとか思ってしまったけど、回を重ねるごとにむしろこっちが本編じゃね? と思うようになりました。
りゅうおうのおしごと!
評価:★★★★
全12話。
簡単に言えば『ロウきゅーぶ!』リスペクトの将棋アニメですが、後半はロリ要素抑え目でガチで将棋を扱っていた印象です。
全体通してかなり内容がカットされていると聞きますが、初見で見る分には十分楽しめる内容でした。不満があるとすれば、八一くんの竜王戦防衛の5戦目以降があからさまにカットされた点で、あれは原作では全て描かれたのか、気になるところですね。姉弟子の不遇も気なるところです。
からかい上手の高木さん
評価:★★★★☆
全12話。
からかう側の高木さんもからかわれる側の西片も二人共可愛くて微笑ましかったです。あれで付き合ってないと言い張るのはさすがに無理がありますね。
ED曲は10年前ぐらいのヒットソングのカバーが中心で7パターンあり、それも良い味を出していました。最後のELTの『出逢った頃のように』のカバーは特に私に刺さる選曲です。
オーバーロードⅡ(第2期)
評価:★★★★☆
全13話。
トカゲ族の人達のカッコ良さと可愛さ、そしてセバスさんの枯れたカッコ良さがたまりませんでした。アインズ様は相変わらず部下が超有能で、適当に話を合わせているだけで有能っぽい雰囲気になっているのが笑えます。
最後はアインズ様とデミウルゴスの茶番劇でしたけど、あちらの世界の人達は本気と思って疑わないのがなんだか可愛かったですね。特にイビルアイちゃんが……!
第3期は7月からということで続きも楽しみですが、原作未読勢として解説が欲しい段階にはなってきました。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
評価:★★★
全13話
題材と作画は素晴らしく名作になり得たと思いますが、いかんせん話の構成が悪くて凡作になってしまった感が強いです。公開恋文の回はオリジナリティがあってとても良かったのですが、非常に惜しい作品です。
続編制作決定と聞いても「ああ……」としかならないのが残念です。
恋は雨上がりのように
全12話。
評価:★★★
ラスト直前まではとても綺麗で文学的な恋愛物だと思ったのですが、この結末は店長をあきらちゃんの止まり木兼踏み台扱いにしたも同然でモヤモヤが残りますね。
だがしかし2(第2期)
評価:★★★★☆
全12話。
15分枠になってテンポ感が増して1話あたりの面白さが倍増しましたね。絵柄が原作寄りになったということでアニメ1期の雰囲気とは変わりましたけど、これはこれで味と深みがあってとても良いです。
1期では断然サヤ師派でしたけど、2期では途中登場のハジメちゃんが良いなあと思っています。見た目はデキる風なのに中身はポンコツというギャップ萌えが良いです。
原作が近いうちに終わるということですが、ここまで来たらアニメでも最後までやってほしいです。
<視聴継続>
カードキャプターさくら クリアカード編
12話まで視聴。
放送前に以前のアニメを見て予習していましたが、昔の雰囲気そのままで現代のクオリティになった感じですね。
私はCCさくらのキャラでは知世ちゃんが一番好きなんですけど、今回もさくらの親友兼カメラ担当兼衣装担当として大活躍していて個人的には文句の無い内容です。
斉木楠雄のΨ難(第2期)
11話まで視聴。
ただでさえ登場人物多いのに2期でも新キャラが増えて名前を覚え切れていませんが、結局はギャグアニメなのでさほど支障はありませんね。内容はド安定です。
衛宮さんちの今日のごはん
3話まで視聴。
Fate/staynightの世界で展開される、主に士郎が料理をしそれをセイバーが食べる平和なアニメです。1ヶ月に1話ペースなのでのんびり見続けられそうです。
総括
個人的に2018年冬アニメは豊作でした。
『からかい上手の高木さん」・「オーバーロードⅡ」・「だがしかし2」の3作品が評価点4.5で並び、これらが特におすすめということになります。
1つ選ぶとすればオーバーロードⅡでしょうか。1期を見ることが前提ですが、異世界物やMMORPGを土台とする作品の中ではトップレベルに内容が面白くて設定がしっかりしていると思います。安易なハーレム要素が一切無く魅力的な人外キャラや男性キャラが多数登場する点も良いですね。
2018年冬アニメ個人的ベストキャラクター賞
イビルアイ(オーバーロードⅡ)
あちら側の世界の人間では相当の戦闘力を持つ彼女ですが、モモン様の勇姿(茶番)を見て乙女モードになるお花畑具合が可愛いかったですね。極めつけは仮面を取ってモモン様を見送るシーンです。やっぱり可愛かった! やったー!! ってなりました。
ということで勝手に表彰させて頂きます。おめでとうございます!!
終わり。
平昌ごりーん
平昌冬季五輪、色々ありましたが、政治的なところは記憶から抹消するとしまして、屋外競技における劣悪な環境も目を瞑るとして、そうすると悪くない大会だったのかなと思います。まあ、その2つが大概だったわけですが……。
日本選手団は冬季五輪では史上最多のメダル獲得ということでね、私も中継を見まくっていましたので大体の瞬間は見届けた感じです。
個人的に一番印象に残っているのはノルディックスキー複合NHで2大会連続の銀メダルを獲得した渡部暁斗選手です。ヨーロッパ勢が圧倒的に強い競技のようですが、その中でトップ選手の一人としてやっているのが凄いですね。惜しくも銀でしたけど、ドイツのエリック・フレンツェル選手が最後の坂をケーブルカーのようなスピードで登っていきましたから、あれは仕方がないと見ていて思いましたw
後に渡部暁斗選手は肋骨骨折の状態で大会に参加していたと全日本スキー連盟が公表しましたけど、やはりそれ程に競技に命を掛けていて、常人では到達し得ない境地に至っているということなのでしょうね。
団体競技だとカーリング女子の銅メダルが嬉しかったですね。思っていたよりずっと頭を使い、それでいてストーンを操る技量も求められる競技でした。基本的にセルフジャッジということもあり、フェアプレー精神が重要視される紳士淑女のスポーツなので敵味方なく見ていて気持ちが良かったですね。技量と美しさではスウェーデンが一番でしたけど、笑顔の可愛さは日本のチームが一番だと思いました。
海外の選手で一番印象に残っているのはスキージャンプ個人で2つの銅メダルと団体で金メダルを獲得したロベルト・ヨハンソン選手(ノルウェー)です。ノルウェーのスキージャンプ選手は皆鋭い射角で飛び出して飛行機のように後半でも延びてくる独特のスタイルだったように思いますが、ロベルト・ヨハンソン選手はおそらくヒゲで揚力を得ているんでしょうねw
ばっちりとセットしたカイゼル髭が決まってました。
トップクラスの選手が揃う最高レベルの戦いを見てやはりスポーツは良いもので、そしてオリンピックは平和の祭典に相応しいと改めて感じたのですが、それだけに政治的なことだけは持ち出すのは止めて頂きたかったですね。
東京夏季五輪まで2年半を切りましたが、オリンピックは選手たちが主役であることを忘れてはいけません。選手ファーストでお願いしたいところですが、7,8月開催の時点で屋外競技において過酷な環境になることが約束されていますので、困ったものです。
終わり。