平昌ごりーん
平昌冬季五輪、色々ありましたが、政治的なところは記憶から抹消するとしまして、屋外競技における劣悪な環境も目を瞑るとして、そうすると悪くない大会だったのかなと思います。まあ、その2つが大概だったわけですが……。
日本選手団は冬季五輪では史上最多のメダル獲得ということでね、私も中継を見まくっていましたので大体の瞬間は見届けた感じです。
個人的に一番印象に残っているのはノルディックスキー複合NHで2大会連続の銀メダルを獲得した渡部暁斗選手です。ヨーロッパ勢が圧倒的に強い競技のようですが、その中でトップ選手の一人としてやっているのが凄いですね。惜しくも銀でしたけど、ドイツのエリック・フレンツェル選手が最後の坂をケーブルカーのようなスピードで登っていきましたから、あれは仕方がないと見ていて思いましたw
後に渡部暁斗選手は肋骨骨折の状態で大会に参加していたと全日本スキー連盟が公表しましたけど、やはりそれ程に競技に命を掛けていて、常人では到達し得ない境地に至っているということなのでしょうね。
団体競技だとカーリング女子の銅メダルが嬉しかったですね。思っていたよりずっと頭を使い、それでいてストーンを操る技量も求められる競技でした。基本的にセルフジャッジということもあり、フェアプレー精神が重要視される紳士淑女のスポーツなので敵味方なく見ていて気持ちが良かったですね。技量と美しさではスウェーデンが一番でしたけど、笑顔の可愛さは日本のチームが一番だと思いました。
海外の選手で一番印象に残っているのはスキージャンプ個人で2つの銅メダルと団体で金メダルを獲得したロベルト・ヨハンソン選手(ノルウェー)です。ノルウェーのスキージャンプ選手は皆鋭い射角で飛び出して飛行機のように後半でも延びてくる独特のスタイルだったように思いますが、ロベルト・ヨハンソン選手はおそらくヒゲで揚力を得ているんでしょうねw
ばっちりとセットしたカイゼル髭が決まってました。
トップクラスの選手が揃う最高レベルの戦いを見てやはりスポーツは良いもので、そしてオリンピックは平和の祭典に相応しいと改めて感じたのですが、それだけに政治的なことだけは持ち出すのは止めて頂きたかったですね。
東京夏季五輪まで2年半を切りましたが、オリンピックは選手たちが主役であることを忘れてはいけません。選手ファーストでお願いしたいところですが、7,8月開催の時点で屋外競技において過酷な環境になることが約束されていますので、困ったものです。
終わり。