なんとなく生きている日々

好きなことを好きなだけ並べていきたい。この頃文体が安定せず試行錯誤中。

『アマガミ』の絢辻詞さんについて少々語る

私は『アマガミ』というゲームが大好きだ。私のゲーム人生において間違いなくベスト3圏内に入ってくるだろう神ゲーだ。

このゲームはいわゆる恋愛シミュレーションゲームの系譜を継いでおり、側だけ見ればオーソドックスな作品に見える。

しかし中身は変態的だ。

爽やかに変態的だ。

詳しくはググってほしい。

今回はそんなアマガミのヒロインの一人で俺の嫁である絢辻詞(あやつじつかさ)さんについて少々語っていきたいと思う。

性質上ネタバレは避けられないので、その点はご注意を。

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パッケージヒロインとして堂々たる姿を我々に見せつけてくれた絢辻さん。

さぞかし裏表のない素敵な天使のような人なんだろうと初めは思っていた。

しかしひょんなことから私は絢辻さんの生徒手帳を拾ってしまい、なんやかんやあって彼女の下僕として付き従うことになってしまった。

そう、彼女は自身の目的のため外面を完璧に武装しているが、その実は悪魔的サディスティックガールだったのだ。

この事実を知った瞬間から私は絢辻さんのことが気になり始めていた。

かつて私は『ダブルキャスト』というゲームで二重人格の女の子との恋愛を経験していて、そういう二面性のある子には耐性があり、むしろ「おっ、いいねえ」と思ってしまう傾向がある。

とは言え絢辻さんの本性が打算的で冷たいだけの悪魔であったのなら私は彼女をそこまで好きになることはなかったと思う。

絢辻さんはああ見えてけっこう子供っぽい部分があったりする。

創設祭を成功させたいという目的も幼少の頃の憧れが動機になっていたりで、絢辻さんの本質はそういった純粋さにあって、私が惚れ込んだのはやはりその辺りだ。

付き合いを重ねるうちに綺麗な絢辻さん→黒辻さん→白辻さんという具合で変遷していくその過程がとても心地が良い。

今までの生涯で女っ気が一切なかった私だが、男女の交際というのはこういった感じで段階を経て互いのパーソナルスペースを狭めていくのだろうかと思ったりした。

そういった点では絢辻さんの話は非常に恋愛シミュレーション的で、ゲームの顔となるパッケージヒロインに相応しかったのだろう。

 

その後、ゲーム内で私と絢辻さんは結婚し娘を授かり、幸せな家庭を築いている。

もちろんこれは現実の出来事ではないが、絢辻さんが大好きだという私の気持ちだけは紛れもない現実である。

だからこれは実質現実なのだと思いたい。

そう思って私はこれからを強く生きていきたいと思う。